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A2.
りんごを二つに割ると果肉の中心部分が黄色く透き通っている様に見える
のが『蜜』と呼ばれているもので、俗に蜜入りりんごと言っているものは「サ
ンふじ」と「ふじ」です。蜜は夏に蓄えたデンプンが糖に変わり、それが細胞
と細胞の間にあふれ出たものです。
ふじという品種が国光にかわり世に出た当初はこの蜜についての認識が
無く、よく「りんごの中が腐っている」とか言われたものでした。今ではほと
んど無くなりましたが、たまに蜜を注射器か何かで一個ずつ手作業で入れ
ていると思っている方もいるみたいです。
蜜はふじ・サンふじの特徴であり今では蜜の入っていないふじは、「美味し
くない」ぐらいに思われるほど重要なものになりました。蜜の黄色い部分自
体はその他の白い部分に比べ糖度は高いわけではなく、蜜入りの多少で
美味しさを判断できるものではありませんが、
近年は完熟したりんごの目安としてよく言われています。
その年の日照時間、気温、雨量等の気象条件や土壌の条件(使用肥料
等)、畑の標高等により左右されますが、完熟させて遅くに収穫したもので
あれば大抵は入っています。蜜入りのよくない年は蜜が入らないからとい
って遅くまで樹にならしすぎても食味が悪くなるので適熟期に収穫をします。
蜜は時間とともに果肉に分散していき(長野では蜜が散るといいます)1月
頃までは入っていて、2月以降からは蜜が見られなくなりますが糖度、食
味は変わらず美味しくお召し上がりいただけますので御安心下さい。
(紅玉や王林でも蜜入りの条件の良い年には、まれに蜜が入る事がありま
す。
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